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人生俯瞰記

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ギター編⑤「チューニング」

さあ、やっと実践練習です!


…と、その前に。
ギターは弾き始める前に必ずやっておかなければならない事があるのです。

それがチューニング

チューニングを甘く見る奴は決して上達しません。
どんなに面倒くさくてもチューニングだけは毎回するように心がけましょう。


まず、チューニングとは何か。
日本語で言えば調律のことです。
もっと具体的に説明するとギターに張ってある6本の弦を決められた音程に合わせていく作業なのです。
チューニングには様々なタイプがあるのですが、ギターはレギュラー(スタンダード)チューニングと呼ばれるタイプが一般的であり、このチューニングが基盤になります。



少し話が逸れますが、この時点で「音名」を覚えてしまいましょう。
音名とは皆さんがご存知の通りドレミファソラシドのことなのですが、これ実は日本語ではなくイタリア語なのです。
音楽の授業で一度は習っているはずなので思い出してみて下さい。
日本語ではハニホヘトイロハ、そして英語ではCDEFGABCと呼び方が変わります。
その他に、クラシック音楽等ではドイツ語が用いられますが、ポピュラー音楽ではまず英語なのでC~Bが何の音を表しているのかすぐにわかるように完璧に把握しましょう。
ここから先はここでも英語表記でいきます。

何故ここで音名の話をしたかというと、今回のテーマである「チューニング」をする際にまず必要となるからなのです。



さあではチューニングをしてみましょう。

レギュラーチューニングは6弦から1弦それぞれをEADGBEの音に合わせるチューニングです。
まずは前回紹介したチューナーを使う方法を説明します。
チューナーとギターにシールドをブスッと刺してチューナーの電源をオン。これでギターの音をチューナーが感知してくれます。
まず6弦をそのままビヨーンと鳴らします。
チューニングをする時は弾いた弦以外を左手で押さえて鳴らないようにするのがポイントです。
複数の弦が一緒に鳴ってしまうとチューナーがどの音を判断していいのか分からなくなってしまうからです。
今の時代のチューナーは弾いた音を英語とメーターで表してくれる物が多く、メーターの針やランプが左寄りならばEより低く、逆に右寄りならば高い。 といった具合です。
何回か6弦を鳴らし、ペグで音程を調整していきます。
ジャスト真ん中に止まればOKです。

これを繰り返し5弦から1弦も一本づつ合わせていきます。
ギターの種類によっては他の弦を調整している間に終わった弦がずれるタイプもあるので何周か繰り返しチューニングしていきましょう。



そして、もうひとつのチューニングの仕方。
ここからは少し難解になるので、初めての方や、チューナーを持っている方は読み飛ばしてもらって結構です。

チューナーが無い場合は自分の耳でチューニングするしかありません。
まず、これまた前回紹介した音叉や電話を使って基準の音を決めます。
音叉はAの音が鳴るのでそれを聞きながら5弦をその音に合わせます。
さあここからが問題です。
音叉はAしか鳴らないので他の弦はどうやって合わせるのでしょう。

実はギターはピアノと違ってひとつの音程はひとつだけとは限らないんですね。
ピアノでは、ある高さのAはひとつの鍵盤でしか鳴りませんが、ギターは複数の弦で同じ音程が重複します。それがギターの強みであり性能なのです。
ということは、先程合わせた5弦Aは他弦にも存在することになります。
もうお分かりでしょうか。
ギターはAに限らずどの音程でも基準となる一音が決まればチューニングできるのです。

では続いて次は6弦を合わせます。
5弦に合わせたAは6弦では5フレットにあたるので、5弦を聞きながら6弦5フレットを合わせます。
そうするとあら不思議。5フレットを離せば6弦がEになっているではありませんか。
これで5、6弦はバッチリですね。
次に4弦。今度は5弦5フレットを押さえて4弦をそれに合わせます。
それが終わったら順に4弦5フレットを3弦に、3弦4フレットを2弦に、2弦5フレットを1弦に合わせ、それをまた6弦からチェックしていけば終了です。


最初のうちは耳だけで合わせていくのはかなり難しいことなので、もしかしたら何時間もかかるかもしれません。
音感は正しい音を聞かないと上達しないので、お勧めはやはり前者のチューナーを使う方法なのですが、経験を積むと耳の方が早かったり、いざという時役に立つので平行して耳を鍛えることも忘れてはいけません。


今回はレギュラーチューニングを紹介しましたが、他に半音下げ、ドロップ、オープンなどのチューニングも存在します。
ジャンルや響き方の違いなど用途は様々なので、最終的にあなたが必要となるチューニングに巡り会うはずです。
個人的な話ですが私もごく最近素晴らしいチューニングに出逢いました。まだ内容は明かせませんが、これからはこのチューニングで曲を書く事が増えそうです。
なんにせよやっと次回からはギター練習が始まります。お楽しみに。


チューニングを笑うやつは、成長しないのである。


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