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人生俯瞰記

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ギター編⑩「立つ」

ちょうど十回目の今回はこれまで覚えた事を踏まえ「立つ」というテーマでお送りしようと思います。



まずギターを立って弾く為には第四回で紹介したストラップが必要です。
ストラップの長さを調節し、ギター本体のストラップピンに取り付けます。
これで準備完了。
普通に右利きのギターでは左肩、左利きは右肩で支えます。


この時、問題になるのがやはり長さです。
当たり前ですが、長くすればする程立って持った時ギターが下方向に、要するに腕から遠くなります。


なので、始めたばかりの時は誰しもが

立つと座っている時と同じように弾けない。

という道を通ることと思います。
これは座って練習している時よりギターの位置が下になる為、左腕が届かなかったり、右腕が十分に振れなかったりするのが原因かと思われます。

解決方法は、やはりストラップを短くするのが妥当な所なのですが、なるべく立って練習するようにすれば、慣れで改善できる部分もあります。

更に、弾く姿勢に気を付けてみるといいと思います。
どうしても左手をちゃんと見なければという思考が、自然と猫背の原因になります。
意識してギターを体と水平に持ち、指板は前からではなく、上から確認するようしましょう。



さてでは、ベストなストラップの長さはあるのでしょうか?

これは、はっきり言ってあなた次第です。
多少弾き辛くても腰より下で構えたい。
好きなギタリストと同じ位置にしたい。
などなど、自分が持ちたいと思う高さで構いません。
行く行くはプレイスタイルによって上下する事もあるかとは思いますが、自分の格好良いと思う位置が決まれば、それに合わせたプレイも自然とできてくるものなのです。
前にも言いましたが、ギターは自由。どう弾こうが、どう持とうが。決まりなんてありません。
自分がやりたいようにやるのが一番だと思います。
あれこれ考える時間があるなら、それを練習する時間に当てた方が何倍も効率的です。
ギターの上達は、どれたけギターを愛し、触れているかなのです。



まだ講座としては一通りの基礎が終わった段階ですが、この時点でもどんなギターを弾きたいのか、どんな目標を目指すのかという、ギターに対するビジョンを明確に持つ事が大切なのだと私は思うのです。
そのアイデンティティーの確立こそが「立つ」ということなのです。


立つことが出来れば、あなたも立派なギタリスト。

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ギター編⑨「挫折コード」

前回に引き続きコードの話。
今回は難しいコードの紹介です。


まず紹介するのがFコード。
ギターの最初の鬼門と言っても過言ではない。
私もこのFがどうしても押さえられず挫折した。ギターを放り投げた。
多分かなりの人がこういう経験をしているだろう。
それが悪魔のコードFなのだ。
はっきり言って前回の8つのコード達とは次元が全く違う。
ナメック星に着いた時に見たフリーザくらい次元が違うのだ。


…それではFのポジションを見てみよう。





今回初めて全部の弦を押さえるコードな訳だが、それが難問なのである。
図を見るとまず、1Fがびよーんと伸びているのに気付くだろう。
これは「セーハ」と呼ばれ、見た通り人差し指を寝かせて全部の弦を押さえる。
名前の由来が「フレットを制覇する」からなのかは分からないが。
この場合、1Fは厳密には1、2、6弦を鳴らしていて、3弦2Fを中指、4弦3Fを小指、5弦3Fを薬指が基本的な押さえ方になる。

前述した様に高難易度のポイントが、人差し指の付け根の方で押さえる事になる1、2弦がうまく鳴らないのと、他3本の指が瞬時にコードチェンジ出来ないという部分だろう。
この辺はやはり練習して慣れるほかないのだが、初心者にありがちなのが無駄に力を入れてしまうことなので、リラックスして正しい姿勢で押弦する様に心掛けよう。



そしてもうひとつの鬼門コードB





人によってはFよりも難しく感じる人もいるだろうし、その逆もありえる。
これは6弦に×が付いているので、セーハした人差し指の先で軽く6弦に触れてミュートする。(セーハするコードは基本的に親指がネックの裏に来るので、前回のCの様に親指でミュートする事ができない為。) 
更に、異弦同フレットといって2~4弦全て4Fを押さえるのが意外と一筋縄ではいかない。
これは薬指や小指一本で押さえてもいいし中指を含め全て使って押さえても良い。やりやすい方で練習しよう。
このコードのポイントは2弦4Fを押さえている指が1弦に触れないようにすることだ。ちゃんと1弦が鳴っているか確認してみよう。



このFとBは前回のコード同様かなり使用頻度が高いので確実にマスターしなければならないのだが、難しい分利点もそれなりにあることも事実。
それも少し紹介してみようと思う。
例えばFは、そのフォームのままフレットを二つ分上がれば、あら不思議。なんとGのコードになるのである。
また二つ分上がると今度はA。
この様に、どこで押さえてもそのポジションのメジャーコードが鳴る。
これがギターの長所で、6つの音程全てを平行移動しているから可能な事なのだ。

そして、更にFから中指を離すとFmに。 





フォームをそのままで、先程のBの位置に移動すればBmになる。





Fは様々に応用が利く便利なコードでもある事が分かっていただけただろうか。



さあ、では気を取り直して練習に励んでみよう。
いかにこの二つのコードを乗り越えるかが今回のキーポイント。
コツ?
やはり、情熱しかないだろう。
この悪魔達を制覇するのはあなたのギターに対する情熱以外にはない。
と思う。
挫折して練習してまた挫折。
それの繰り返し。
頑張ってよ!!



この二回で12のコードを覚えた訳だが、ひとつひとつのコードをバッチリ弾け、尚且つコードチェンジもスムーズにできる様になればあなたの腕前はかなりレベルアップしているはずです。
歌本等で簡単そうな曲を見つけてコードを弾きながら実際歌ってみるといい。
そう、それが弾き語りというやつなのです。
自分の好きな曲を弾いて歌う。
そうすれば俄然楽しくなる筈だ。
ギターを手放せなくなる日は近い!


一に挫折、二に挫折、それでもやっぱり五に練習。

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ギター編⑧「コードとは」

さあ皆さん、単音弾きの基礎「ドレミファソラシド」弾きまくっているでしょうか。
充分馴れてくると
もしやギターって簡単かも♪
と思った方もいるかもしれません。


しかし!


ギターはそんなに甘くはないのである。
まあ、弾けば弾くだけ上達する。そしてそれが分かり、すこぶる楽しくなってくるのがギター。

前振りが長くなってしまったが、そんな訳で今回と次回は単音弾きの次のステップ「コード」というものを紹介してみようと思う。




まずコードとは何か。
これはかなり理論的な話になりそうなので割愛。
初めから難しい話はかえってごちゃごちゃになっちゃうのでね、まずはどう押さえたら何のコードが鳴るということだけ覚えればいいんです。
とりあえず前回弦を一音一音弾いていた「単音」に対し、コードは二つ以上の弦を同時に鳴らす「和音」というものなのです。


それでは読み方の説明です。
コードは【C】の様にアルファベット一字で表すものをメジャーコードと言い、この場合「シー」又は「シーメジャー」 と読むのが一般的です。
また、【Cm】の様に小文字のエムが後ろに付くものをマイナーコードと言います。この場合「シーマイナー」と読みます。
コードは基本的にこの二種類が基盤に成り立っています。

さて早速コードのポジションですが、今回は初めてのコードなので簡単なやつから説明していきたいと思います。



まずはC




2弦1F(フレット)を人差し指、4弦2Fを中指、5弦3Fを薬指といった具合で押さえます。

何も書いてない3弦と1弦は解放弦を鳴らすという意味なので、2弦や4弦等を押さえている指が解放弦に触れないように注意しましょう。
また、×がついている6弦は鳴らさないという意味なので今度は逆に親指で軽く触れておきます(写真参照)。





というのもコードを弾く場合、鳴らさない弦は右手で弾かないのではなく、弾いても鳴らないように余った指で軽く触れておくのが基本なのです。
因みにこれをミュートと呼び、ギターを弾くにあたって必要不可欠なテクニックなので今のうちからクセをつけておくと良いのです。


この二点を踏まえコードを押さえたら、一本一本弦を弾いてちゃんと音が鳴っているか、ミュートができているかを確認することが大事です。
コツとしてはなるべく指を立てて押さえる
なので長爪はギタリストには無縁なのです。極限まで切りましょう。



次はAm




これはCを押さえた薬指を3弦2Fに持ってくればOKです。



次々いきます。

D



Dm



E



Em



G



A





とりあえず簡単で使用頻度の高い8つのコードを紹介してみましたが、ギターは必ずしもこうだ、という押さえ方や弾き方はありません。
ギタリストの数だけプレイスタイルも存在する訳ですから、自分がやりやすい形を見つけ出すのもギターの醍醐味であると言えます。


今回は写真付きでちゃんと講座らしくなってきたんじゃないの。
次回は難しいコードに挑戦です。


コードを弾けると夢も音も広がります。

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ギター編⑦「ドレミファソラシド」

楽器を練習すると言ったら、やはりまずはドレミファソラシドだろう。


ギターは左手の指を使って弦を押さえ音程を決めて右手でその弦を弾くと音が出る。
すなわち、ネックに付いているフレットが音程を決めていて、指で押さえる部分によって音程が決まる。
音程はフレットひとつで半音づつ上下し、基本的に6弦から1弦にかけて上がっていく。

しかしギターはピアノの様に白鍵をひとつづつ右に進めばドレミファソラシドを弾ける訳ではない。
何故ならピアノの黒鍵部分もフレットのひとつひとつに割り振られているからである。
なんとも分かり難い説明だが図にするとこういう事になる。






それではこれを参考にドレミファソラシドを弾いてみよう。

まずドは5弦の3フレット。
このドは薬指で押さえる。
因みに弦を押さえることを押弦という。そのまんま。

次、レは4弦を何も押さえずにそのまま弾く。
これを開放と言い、いわゆるチューニングで決めた音程そのものである。
従ってレギュラーチューニングの場合4弦はDの音、つまりレな訳だ。
1フレットの半音下だから0フレットと捉えてもらえば分かりやすいだろう。

ミは4弦2フレット。
勿論レから全音離れる訳だからフレットが2つ分高くなる。
ここは中指で押弦しよう。

ファは同じく4弦の3フレット。
ここで注意して欲しいのが半音ということ。
ピアノでもわかるようにミの隣には黒鍵がない。つまりミとファの間は半音しか違わないことになるのでギターではすぐ隣のフレットになる。
これはシとドの間も同様。
ここは薬指で押弦。

ソは3弦の開放。
レの時と同じだ。

ラは3弦2フレット。
これは中指で押弦。

シは2弦の開放。

そして最後高いドは2弦1フレット。
ここで初めて1フレットが登場するがここは人差し指で押弦。


ここまでがドレミファソラシドだ。
順に進み、上のドまで行ったら今度はドシラソファミレドと下がってくる。
ここまでを1セットにして練習しよう。
最初はゆっくりでいいので、ひとつひとつちゃんと音が鳴っているか、無駄な音が鳴っていないかを確認しながら弾いてみよう。

メトロノームを持っていればそれに合わせて弾くとリズムの練習も兼ねられるので便利だ。
60くらいから始めて慣れてきたら徐々にテンポを上げていくとよい。


さて、既にお分かりかもしれないが1フレットを人差し指、2フレットを中指、3フレットを薬指とする事でバランスよく指の練習をできるだけでなく左手のフォームも安定させることができる。
基本的にギターは同フレットは同じ指で担当することが多い。
無駄な指の動きを避け、効率良くギターを弾く為だ。
人間は一番薬指が不器用なので薬指が最初はしんどいかもしれないが、後々かなりお世話になる指なので最初から鍛えておくに越したことはないのである。



さあ上手く弾けるようになったであろうか。
これがいわゆる単音弾きというやつで、ギターの基礎中の基礎なのである。
こんなの楽勝だぜ!と言う方は「かえるの歌」でも弾いてみたらいいかもしれない。
楽譜は載せないから音楽の教科書でも見てね。
次回は次のステップへ!


ドレミファソラシドは全ての楽器の第一歩。

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ギター編⑥「じゃ~ん」

さあ正真正銘ついに今回からは実践練習です!


まず椅子か何かに座ります。あぐらは姿勢が悪くなるから最初は駄目よ。
一般的なギターのほとんどは座った時太ももにフィットするようにできているので、左手でネックを支えてギターを持ってみよう。
足は組んでもいいし、組まなくてもいい。ただ組む場合は普通に右利きの人は右足が上になるようにしないと弾きづらくなるので注意だ。


ギターを抱えたらピックを持とう。
最初は持ち方に戸惑うかもしれないが好きに持ってもらって構わない。
ピックは人それぞれ弾きやすくしっくりくる持ち方があるからだ。
演奏によって使い分ける人もいる。

まあ基本的には親指と人差し指か中指で挟む感じで、三本全部使ってもいいし薬指と小指は開いてても握っててもいい。
因みに親指と薬指、小指で持つ人はあまりいないので、人差し指と中指をピンと立てれば常にピースしながら演奏する新しいギタリストになれるかもしれない。



ピックを持ったら姿勢を正して準備完了だ。
まずは左手は何も押さえないでいいので右手を6弦から1弦へ振り抜こう。

じゃ~っん 。

どうだ。これがギターなのだよ。
さあもう一度。

じゃ~っん。

気持ちいいだろう。
はい、さんにーいち。

じゃ~っん。

なんとなくわかって頂けたであろうか。



今回はこれで終わりますが、弾く場所を変えてみたり、ゆっくり弾いてみたり好きなだけじゃんじゃんやってみよう。
次回は未知の領域、左手を少し交えてみようと思います。ドキドキですね。


じゃ~んがギターの第一歩。

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