東京駅での出来事。
いきなり、若い男性に声をかけられた。
「あのう、お時間あります?自分、占い師の見習いなんですけど、少しで済むんで占わせていただけませんかね?」
怪しい。
一瞬考えたが好奇心が勝り了承した。
人通りが多かったので端っこに移動。
どうやら手相で占うらしい。
「ちょっと疲れた顔してますね?」
「ああ、バスで仙台から来たもので」
数分のやりとりで本当に占い師らしいことと、悪い人では無さそうなことが分かった。
更に年齢を聞かれたので答えたら彼が唖然とした。
そして申し訳無さそうにこう続けたのだ。
「す、すいません!自分25歳くらいまでの人しか占えないんです!」
おれ、キョトン
彼の話では、人間25歳を超えると手相のなんちゃらが変わるらしく、そこまではまだ勉強してないらしい。
なんじゃそりゃ
「てっきりお若く見えたもので…!(汗)」
知るか!確信も無いのに話しかけるんじゃねえ!!
友達でも占っとけ!ばか!!
と思ったけど、何も言うまい。
そして、彼はそそくさとその場を後にしたのだった。
東京は色んな人がいますね。
おわり