今まで幾つかのコピーバンドとオリジナルバンド、バンドサポートを経験してきました。
ひとつひとつのバンドを今でも明確に覚えていて、どのバンドに於いても学ぶ事や体験する事が多く、その全てが現在の自分に繋がっています。
2005年、ひとつの節目を終えて一からメンバーを探しイグドラシルアージを結成しました。
わりとのんびりなバンドですが、四人の卓越した表現者達に囲まれ、それまで考えもしなかったバンドのダイナミズムと、詩と曲の創造性を深く知り得ました。
意図しない音の圧力は妙に新鮮で、その音に乗り初期衝動を自らのカタチとして示す事。
音楽をやる者として、一歩何かを越えられた気がしています。
2007年、一組のミュージシャンを敬愛するメンバーで集まった深妙座。
コピーバンドにはコピーバンドにしかない魅力があります。
ギター、そしてバンドを始めた頃の純粋な気持ち。
何も解らなくて、周りも見えなくて、只夢中だったあの頃の真っ直ぐな気持ち。
何故バンドを続けてられるのかって、単純な答え。
そういう大切なのに忘れがちな気持ちを思い出させてくれたバンドです。
更に、二年ほど前から時間がある時に制作しているソロインストゥルメンタルの楽曲群。
完全な趣味であり、自己満足の部分が大きいのでライブをする気は無いけど、作曲、編曲、演奏全てを自分一人で構築しているので純度100%の私の世界。
自分の音楽とは、自分のギターとは。と考え出た結論であり、結晶です。
長くなりましたが、別にこれらの音楽活動がどうこうという訳ではなく、この全てにありがとう、と。
冒頭に記した通り、全て無くてはならい経験で、ひとつでも欠けていたら今の自分にはなっていないはずです。
まだまだ勉強しなければならない事は多くて、きっといつまで経っても理想の自分は前にいるんだと思います。
それでも常に前を向いて、今出来る事を、今しなければならない事を自分に正直に地を踏みしめていきたいと思います。