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KIMLOG

人生俯瞰記

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9時間9人9の扉

ってゲームをやってました。
脱出ゲームとアドベンチャーが合わさったかんじで、お話はSF要素の入ったミステリー。以下あらすじ。

主人公は大学に通う青年、名前は淳平。
平凡な毎日を過ごしていた彼だったが、
本人すら予期しない大いなる陰謀に巻き込まれることになった。

ある日目を覚ますと、そこは見知らぬ部屋。
あたりを見回しても、見慣れた光景はどこにもない。
そして、もっとも気になったのは、扉に真っ赤な塗料で描かれた“5”の文字だった。
閉じ込められた密室で呆然としながらも、頭の中では、
この場所から脱出するための手段について、思考が始まっていた。
目覚めるまえの最後の記憶をたどると、
そこにガスマスクをつけた謎の男の顔が浮かび上がる。
自宅に戻った淳平を襲い、
この場所まで連れて来たであろう人物だ。
記憶をなくすまえ、その人物はこう言った。

「これからおまえにはゲームをしてもらう。

“ノナリーゲーム”――。

生死を懸けた運命の……ゲームだ」

沈みゆく船の中で、生き残りを賭けた脱出のゲームがはじまる。


基本的にはサウンドノベルにパズル的な脱出ゲームが随所に挿入されストーリーが進行します。
勿論、選択肢によってストーリーが変化するマルチエンド。

かまいたちの夜、街などでお馴染みのチュンソフトなので非常に楽しみにしていざプレイ開始。
一周目はバッドエンドになり、何もわからないまま終了。
でもその時点でかなりのめりこむ。真相が気になって仕方ない、早く先が見たい。かまいたちの夜を彷彿させます。

で、何周かしてやっとエンディングを迎えた訳ですが、はっきり言ってストーリーが凄い。脱出パートはオマケくらいの勢いでストーリーが色んな意味で凄い。
映画とか小説だとすっきりしない終わり方や、結果は見た人に委ねます的な作りは好きじゃないんですが、それとはまた違う感じでこういうゲームだとアリかなと思う。
というか、わりとストーリー自体はよくありがちな話なんだけど、ゲームでしか成り立たない話ってのが良かった。更に言うとDSならでは。

個人的にサスペンスミステリー系の最後のどんでん返しで「えーっ!」てなるのが非常に好きなので、ツボでした。かなりしてやられた感があります。
最後まで明確に語られない謎やちょっとした矛盾もありますが、細かい事は気にしないくらい良くできたシナリオで、うまくできてます。


てな具合でストーリーは大絶賛なので他の感想。
キャラクターは9人いるけど個性的で覚えやすいし、名前も数字に関するものにしたのは非常に分かりやすくて良い。
脱出パートは簡単過ぎず難し過ぎずでちゃんと考えれば解ける難易度。これも良い。ただ周回プレイでまたやるのは面倒い。物語的に仕方ないんだけど。
全てが9に関係してるんだけど、時間の進み方がストーリー上決まっているので9時間が実際あんま関係ない。
CUBEみたいにどっかに拉致られて死ぬかもしれない状態なのにみんな意外と冷静。もっと仲間割れとかするのかと思った。
エンディングの種類が少なめで、且つほとんどが真相を理解する為の伏線的な内容なので、大筋から逸れたルートがあったらなお良かったかな。あ、でもそれだと話が成り立たないか。


まあそんな感じで小説でも映画でもゲームでもミステリー好きな方には是非やって貰いたいゲームですね。
とりあえず人によって大分見解が変わるのでネットでも色々と考察されているようですが、とにかくまずはこのストーリーを体験してほしいな。
皆に貸して回ろうと思います。
俺はこういうことだと思うんだよねーとか語りたいよ!

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