前回は「これだけは知っておこう」という知識の話をしたが、今回は「これだけは持っておこう」という必須アイテムの紹介。
まずはエレキギターを弾くためにはピックというものが必要だ。
みなさんにも憧れのミュージシャンが投げたピックに全力で飛びかかった経験が一度くらいあるだろう。
ピックとは弦楽器隊にとってはまさしくなくてはならないものなのだ。
パソコンにとってのマウス。
カレーにとっての福神漬け。
ドリフにとっての雷様。
それがピック。
ティアドロップ型やオニギリ型など何種類かあるが、これもギターと同じようにカッコ良かったり持ちやすかったりしたものを何枚か買っておくとよい。
大抵は一枚50円か100円だが、ピカピカしてたりするやつは高い傾向にあるのでよく値段を見ようね。
さて続いてはストラップ。
これは立ってギターを持つ為にはかかせない。
唯一ギター周りのアイテムで音に直接影響はしないが、立った時の弾き心地は多少左右される。
安いものから高いものは数万とかするけど、自分に合えば百円の物だって良い。
撫で肩の人はちゃんとフィットするやつを選んでね。
続いてはシールド。
分かり易く言うとギターと電気機器を繋ぐケーブルのことだ。
これも値段はピンキリなのだが、安い物は断線しやすく、あまりお勧めはできない。
アンプや機材を繋ぐ時はこのシールドが必要になるので、最低一本は買っておこう。
そしてそのシールドを繋ぎエレキギターの音を出す機械をギターアンプという。
ギターアンプは、プリアンプ、パワーアンプ、キャビネット(スピーカー)から成り立っていて、別々に存在する物もあれば、全部一緒になっているものもある。
補足としてプリアンプは音色を作り、パワーアンプはそれを増幅してキャビネットに送る役割を担っている。
初めのうちや家で鳴らす分にはそれらが全部が一緒になっている(これをコンボアンプという)10~30ワットくらいのミニアンプでもあれば充分音を鳴らす楽しみが味わえる。
お金に余裕があればギターの次か一緒くらいには購入したいところだ。
ピックのように予備を準備しておいた方が良いのが弦。
ゲージとも言って、6弦セットでもバラでも売っている。
これはギタリストなら誰でも何セットかは常備していて、とくに初心者は無駄な力をかけすぎて弦をすぐ切ってしまうケースが多いので、せめて切れやすい1、2弦くらいは用意しておこう。
弦が切れた時、換えがないと一気にやる気が失せてしまう。そのまま数ヶ月放置なんてことにならないように。
最後はチューナー。
ギターを始める為にはまずチューニングといって各弦を決められた音程に合わせないといけない。
よほどピアノ等をたしなんできた人じゃないと耳だけで判断するのは至極難しいこと。
それをシールドを繋ぐだけで簡単に音程の判別をしてくれるのがこのチューナー。
たしかにチューナーにばかり頼っていると耳が鍛えられないという話はごもっともなのだが、個人的にはそれよりまず正しい音感を身につけるべきだと思うのでチューナーは必需品。
どうしても機械に頼りたくない方は音叉といってカーンと叩いて振動させるとラの音を出すアナログな手法もあるにはある。
又は受話器のツーという音は一応ラの音ソの音なので覚えておくといざという時役に立つかもしれない。
こんなかんじで、これらはギターを更に便利に楽しく弾けるようになるアイテム達です。
是非早めに揃えましょう。
六つしかないけど、七つ道具。