今回はギターの各部の名称と簡単な説明をしてみよう。
特に練習するのには問題ないが、早めに覚えておいて損はないギターにとっての一般常識だ。
まずギターは図1のように3つのパーツからできています。
上から順にヘッド、ネック、ボディと呼びます。
ヘッドとは名前の通りギターの頭の部分を指します。
スタインバーガーというギターはヘッドが無い事でも有名で、一時期モト冬木が使っていたので見たことある方も多いかもしれない。
頭の下は勿論首(ネック)。
この上を弦が通ることになり、ここを左手で握るとても重要な部分。
そしてボディ。
痩せ型から太ってるやつ、くびれてるやつまで実に様々だが、エレキギターの電気回路はこの中に組み込まれているのだ。
基本的に我々人類と同じ構造なので覚えやすいだろう。
しかし、このバランスの人間がいたらこんなことになってしまうので細かいことは気にしない。
ここまではまだ序の口。ここからが大事な部分だ。
ペグ…ヘッドに弦の数だけついている。
音程を調整する為にネジを巻くように弦をここで巻いてピーンと張るのだ。
ナット…ヘッドとネックの間についている弦を支える支点。
フレット…音程を決める為に指板に打ちつけられている金属。
22本か24本が一般的で、フレット毎に半音ずつ変化する。
指板…ネックの表面のことで、フィンガーボードとも呼ぶ。
弾き続けることによってここに指の垢が溜まってくるので掃除はこまめに。
弦…ギターは弦楽器というだけあるのでこれが張ってないと話にならないのだ。
基本的にギターの弦は6本で、持った時上にくるのが6弦、下にいくにしたがって5、4、3、2、1弦となる。
世の中には7弦や12弦のギターなんてものもある。ちなみにベースは4弦。
知らない友達にウンチクを語ってもいいだろう。
ピックアップ…弾いた弦の振動をコイルと磁石によって電気的な信号に変換するエライやつ。
マイクを想像してもらえればわかりやすいだろう。
エレキギター1本に1~3個ついている。
ブリッジ…ボディについており、弦を固定している。
アーム…ブリッジについており、弦を弾いた後にこれを押したり引いたりすると音程を極端に変化することができるスグレモノなのだが、使うとチューニングが狂いやすくなる弱点もある諸刃の剣。
必ずついているものではないのでとくに必要としないギタリストも多い。
ちなみにレッグはない。
コントロール…ギター本体の音量や音質などを調節するツマミ。
この他にも前述したピックアップが2つ以上ある場合はそれを切り替えるスイッチもある。
以上、ギターのメインとなる部分をおおまかに解説してきましたが、ギターの種類や材質が沢山あるようにこれらのパーツも数え切れない程存在するので、それらの組み合わせは無限にあるわけです。
とりあえず現段階では見たらすぐわかるくらいにはなりましょう。
扱うものの名前くらい覚えないとね。