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KIMLOG

人生俯瞰記

イニシエーションラブ

イニシエーションラブを読みました。


昨年、映画化されていたので知ってる方も多いのでは。
全編通して、恋愛青春小説であるらしいのですが、「ラスト二行で物語は変貌する!」というキャッチコピーが非常に気になった作品で。
その男女模様がどうミステリーとして纏まるのかドキドキしながら読みました。
映画でも震撼のラストとかよくありますし、元々そういうのが大好きではありますが、「二行」というところに凄く惹かれたんですね。たった二行でどんなどんでん返しが出来るのか、と。
そんな感じで、その結末を知る為だけに一気読みした訳ですが、ある程度はやはり仕掛けや伏線を探しながら読んでいきました。
普通にとれば内容は、本当になんて事無い一組の男女の恋模様を描いたお話で、初々しい馴れ初めから始まり様々な困難や葛藤、心の移り変わりなど誰しもが経験する様なストーリーでした。
個人的には、つまらなくはないのですが、ミステリーと言う事を知らなければ途中で投げ出したかもしれません。
そして、所々にやはり若干の違和感は感じつつ、問題のラストシーン。
数行前から、あれ?という記述が増えてはいたものの、本当に最後の二行でひっくり返りました。
最初は全ての意味がわからなくて頭を抱えましたが、巻末の解説やネットの考察を読み、唸りました。
なるほど。
こういった形のミステリーだったのかと。
確かに二度読み返したくなる作品です。
結末を知った時、とても良く練られた物語だということに気付かされ、人間の内面や心情に妙に納得させられました。
映画も評判が良いみたいなので観てみようと思います。
活字ならではのこの作品をどう映画化したのかが気になります。


...という感想から数週間空き、映画も観てみました。

結論からいうと、上手く原作を映像化したと思います。
原作通りの進行で、大事な部分と端折る部分のバランスがとても良かったです。
非常に分かりやすく纏められており、原作をよりコンパクトに丁寧、且つ簡単にした印象でした。
原作有りの映画化としてはかなり優秀な部類の作品だと思います。
変わったラストシーンも映像ならではで、活字だからこその原作ラストとの違いも楽しめました。
強いていうなら、SIDE-Aのタッくんのイメージが違い過ぎていてビックリしたので、もう少し最初から松田翔太に寄せてても良かった気はしますが。
マエアツはたしかにアリですね。


原作からかなり賛否両論な作品ですが、個人的には結構楽しめたので良しです。

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