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人生俯瞰記
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気を取り直してもう一回書いてみる。
一昨日はまつしー宅で約一年半振りに絵心コンテスト開催。
参加者は六名。
武田審査員による公平なジャッジにより進行。皆一喜一憂で又新たな伝説が生まれた。
やはり期待を裏切ることなく大賞は守屋画伯に決定。彼の才能の右に出る者はいない。
今回匠の技を光らせたお題が
「トニートニー・チョッパー」
である。
チョッパーといえば大人から子供まで大人気の漫画「ONE PEACE」のルフィ海賊団の一員。
愛嬌のある風貌で、ぬいぐるみやキーホルダー等関連グッズも絶好調のマスコット的存在。
その誰もが愛してやまない大人気キャラクターを守屋画伯はどう描くのか。
非常に注目の一戦である。
今回はこの作品の魅力を余すことなく伝えたいという私の強い思いと、より深く作品の世界を堪能して頂きたい所存により、各パーツ毎に紹介していこと思う。
最後に参考資料も置いておくが、まずは皆様も頭にチョッパーを思い描きながら読み始めることをお勧めする。
自分が記憶するイメージと画伯のチョッパーはどう違うのか。そして本物は。
前置きが長くなったが、この画には全てを包容する芸術性と愛が溢れている。
準備は宜しいだろうか。
それでは始めよう。
まずは「足」
皆様はどのような足を思い浮かべたであろうか?
巨匠は短パンにブーツというスタイルだ。
なかなかいい所をついてくる。
一見乱雑に引かれた線だが、見れば見るほど味があり、とても繊細に書かれいる事がわかり、黒と白のコントラストもまた絶妙なバランスだ。
また、足の動きをうまく描き彼の躍動感を演出している点にも注目してほしい。いまにも飛び出してきそうな「足」だ。
続いては「帽子」
これはチョッパーのトレードマークというくらい重要なファクターのひとつ。
流石巨匠。ほぼ完璧だ。
帽子と角が一体化するという斬新なアイデアは脱帽ものだし、一部破損している部分を描くことにより、可愛いだけでなくやる時はやるという死闘を乗り越えたチョッパーの男気も垣間見える。
ただ残念なのが帽子のマークが無いことだ。
これは本人も提出した後で
「あ、マーク忘れた~」
と言っておられたが後の祭り。
巨匠でもミスすることがあるのだ。
さあ、みなさんは何のマークかおわかりであろうか。
続きまして「腕」
こういうあまり特徴のない部分をどう描くかが最終的な完成度を左右すると言っても過言ではないだろう。
巨匠は実にシンプルに決めてきた。
普通はキャラクターの濃さに頭を奪われがちだが、ちゃんと本来のトナカイという動物的一面も巨匠は忘れない。
そして一筆で描かれたヒズメのラインからは力強さがひしひしと伝わってくる。
その他にも目を配ってみよう。
ん?
あれ?
力こぶ??
なるほど。
これは見方によってはランブルボールで腕を強化したチョッパーにも見える。
見る者により、そして違った角度でも楽しめる。巨匠の自由度の高さ故の遊び心。感服です。
別に巧いことを言うつもりではないが、まさに匠の「腕」が光る。
そして「体」
巨匠はどうやらどうやらムキムキチョッパーを目指したらしい。
だって腹割れてるもん。
しかも乳首あるし。
だがこれは私達凡人が体がわからない時↑みたいに書いてしまうという心理をうまくついているのだ。
こう描くことによって私達がこの作品に入る隙間を与えてくれている。批評できる余地を残していてくれる。
芸術は突き放すものではない。
私はそんな言葉を思い浮かべた。親近感があり、見るもの全てを優しく包み込んでくれる。
それこそが巨匠の画なのだ。
最後は「顔」
なのだがこれは全体像までとっておくことにする。
皆様ここまでで巨匠の技とセンスを堪能できたであろうか。
はたしてこのパーツを繋ぎ合わせることによってどのようなチョッパーが描き出されているのか。
では。
ついにその全貌を公開しよう。
改めて申しておきますが、これはノンフィクションであり、じっさいに巨匠が生み出した芸術ということを忘れないでほしい。
今回は巨匠本人の許可を得て、特別にKIMLOGに掲載しても良いという運びになった次第であります。
関係者様、誠に有り難う御座います。
勿論、普段はなかなかお目にかかれない代物ですが無断転載、悪用は禁物です。
それでは。