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KIMLOG

人生俯瞰記

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LUNA SEA

久々更新ミュージシャンカテゴリー第五回。
今回はルナシーの登場です。


このバンドもギタリストKIMとしては外せません。




ルナシーの音を初めて聴いたのはラジオから流れたROSIERだった。
おぉなんか格好いいなと思いシングルを購入。
その足で友達の家に行き試聴。帰ってからも勿論聞く。ずっと聴いてるうちに中毒的な症状になり1日中ずっとエンドレス。外出する時も寝る時もずっと。
でもこの症状は過去に一度だけ経験していてね。hideのDICEの時もそうだった。
遂に出会えた。と思ったよ。
僕の中でhideを越えるバンドに。


それがアルバム「MOTHER」で確信に変わった。


基本全て好きなんだけど、僅差でこのアルバムが個人的に彼等の中での最高の一枚。
収録曲から曲順まで。どの曲を欠いてもこの作品になりえない。楽曲毎の存在感やクオリティもさることながらアルバムとしての流れ、完成度が素晴らしいのだ。


又、ライブビデオ「LUNATIC TOKYO」も映像では一番の作品で何度見たかわからない。未だにたまに見るくらいセットリストもパフォーマンスも大好きだ。

因みに生でのライブは最後の最後、終幕前のツアーで一度だけ。この時は本当感動した。






思い出は尽きないので、ルナシーの音楽的な魅力についても触れておこう。


まずはやはり世界観。このバンドは五人それぞれ主役になれる卓越した個性がある。
この世にはボーカルだけ目立って他は誰でもいいじゃん的なバンドとか、ギターしか聞こえないようなバンド等沢山あるが、彼等はメンバー全員が高い表現力、テクニック、ボキャブラリーを持ち同じレベルで共存している。各々の位置を認識、信頼しているからこその調和。それがひとつひとつの楽曲やバンドのテーマに沿った形に集約され独自の世界を創り上げている。
中々日本にはいない(現れない)カタチだと思う。


そして、そういうバンドだからこその音の重なりと空間の支配。
こればかりは流石に音を聴くのが一番だと思うけど、ライブにはライブの、音源には音源の違った空間がある。
特にスタジオ音源はかなりの音を重ねているにも関わらず全てがその曲を彩るに必要な音で、意味の持たない音は何ひとつない。

アレンジにしても常に斬新な発想が伺える。
特に、方向性が明確になり安定した魅力がある後期に比べると初期作品三枚はアグレッシブで実験性にとんだ衝動的なテイストに満ち溢れている。
その為勢いだけの攻撃的な印象が強いが、よく聴くと誰も考えつかないようなセオリーを無視したアレンジや展開が、緻密に計算された上での演出だという事が垣間見れる。


見せ方は時期によって変化しているが、音という目には映らないものをここまで魅せる。
こういった部分が最後まで一貫して根底にあり続けたルナシーの最大の魅力だと思う。






そして、もうひとつ。特に外せない事がある。


僕がギターを弾くきっかけとなったギタリストとの出会い。
勿論最初に影響を受けたギタリストでもあって。
まさに僕の中でギターヒーローだった。音や弾き方、アレンジ全てにおいて憧れた。
当時はこの人になりたいと本気で思ってたから自分がライブをやる度に「ぽいね」と言われるのが純粋に嬉しかった。


ディレイの使い方はU2のエッジよりも影響を受けた。
ロングトーンのメロだって、ワーミーだって、アーミングだって、カッティングだって、パフォーマンスだって全部最初は他の誰でもないこの人の影響なんだ。


SUGIZO。


彼が僕のスタート地点。



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