忍者ブログ

KIMLOG

人生俯瞰記

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

楽曲解説

さてさて、『Sifartin Akashic』もう聴いていただけたでしょうか?
今回は毎度恒例のアルバム楽曲解説書かせていただきます。
多分長くなるので心して読んでね(笑)


1.Locus of ofrmazd
今作の導入SEですが、これ実はライブが「阿修羅」と「改」でスタートする時限定の登場SEなんです。
ここでピンと来た方は中々のアスラマニアですね。
やっとちゃんとした形で音源化出来ました。

2.ULTIMASRA
そこから間髪入れず繋がる実質一曲目は「阿修羅」の三作目ともいえるキラーチューンです。
結成の頃から三部作構成にしてアルバム一枚に一曲ずつ収録しようというのは決めていて、特にこの曲は練りに練って納得のいくまで作りこんだ曲です。
最初から最後まで怒涛の展開のぶっ飛んだ内容なので演奏は大変ですが、ライブで披露するのが楽しみでもあります。
前二曲から敢えて同じフレーズやメロディを取り入れたりもしてるので、そういった細かい伏線も見つけ出してみてくれると嬉しいですね。

3.Soar Skanda
軍神スカンダをテーマに書いた曲で、一気に駆け抜ける疾走感あるアレンジにしました。
この曲自体、実は今作の中で一番古くに原曲を作ったんです。
もう十年以上前になるかな。当時活動していたバンド用に作ったんですが、結局やることはなくてお蔵入りしてました。
そのうちアレンジし直したら良くなりそうな要素はあったので、いつか引っ張り出してこようと思ってたんですね。なので、やっと日の目をみた感じです。
ギターソロも鍵盤で考えたので、ギターらしい音の使い方じゃなくて自分でも新鮮でした。

4.朱
ここで旧曲。2009年リリースのミニアルバム『PRAMIT』から。
ライブでは頻繁にやってるので、音源化の希望も多かった楽曲ですね。
この曲は僕の中で完成していたので、アレンジもほとんど変えずに録りました。
いくつかの音の素材もそのまま使ったりもしていますし。
とにかく、歌と歌詞をちゃんと聴いてもらいたい曲です。

5.神腕のラジャス
これもミニアルバム『PRAMIT』からの再録ですね。
琢磨のギターアレンジが入ったことで旧バージョンからよりバンドアンサンブルが増してます。
スパニッシュな部分とテクニカルな部分を持ちながらも、メロディーはキャッチーなのでメリハリある構成になったと思います。
機会があればライブでもアコギ弾きたいですね。

6.GLITTER
ここでJ-POPさながらの新曲で、前作の「deep asleep」から一転した琢磨曲です。
今までの楽曲の中でも1,2を争う明るい曲ですが、音色などでも上手く煌びやかさを表現出来ましたし、今作のいいアクセントになってると思います。
オブリやハモリやユニゾンなど、ちょこちょことハッとする演出も盛り込んでるので注目ですね。
個人的には、この曲のギターソロはシンプルなんだけど大好きです。

7.DURGA
これまたミニアルバム『PRAMIT』から。
初っ端からASRAワールド全開で、こういったダークでプログレッシブな曲だと楽曲の世界観を存分に発揮できます。
場面が刻々と変化していくんですが、浮遊感のあるサビからの流麗なツインリード、そして.ドゥルガーの儀式からクライマックスへ。
静と動を大胆に演出できた曲でもありますね。

8.Newborn
シングル『TRIMRTI』から。
旧曲の中では一番アレンジを変えた曲で、かなり今風に仕上げました。
ASRAではあまりないキーを使っているのもアレンジに多少影響していると思いますが、リズムループやシタールとの融合も聴きどころです。

9.サーガ
この曲は最初からメタルを作ろうと思って、メタルの王道パターンをしっかり盛り込んでます。
でも、ASRAらしくスケールで遊んだり拍子を変えたりして、ただのメタルにはならないようには工夫しましたね。
ちょうど書いた時期はケルト音楽にハマっていたので、そんな要素も入れたりしてて、今作では一番トラック数の多い曲になりました。
タイトルの通り、RPGのBGMになりそうな冒険譚です。

10.Ignis fatuus
これはシングル『Axcell PraNa』からの再録。
炎の銃弾がテーマになっていて、初期からある曲ですがライブではお馴染みの曲です。
アレンジ的には物凄くシンプルで、勢いを重視した構成になってますが、ユニゾンのキメや徐々に重なり合っていく間奏部分などがいいフックになってますね。
何気に音源のバージョンとしては最多な楽曲です。

11.グランセノーテ
勢いのある3曲が続いたところでミドルテンポの新曲です。
神の湖がテーマですが、燃えきった次に水の楽曲になったのは偶然です(笑)
自分的にはアラニスを意識して書いた曲で、普段はやらないコードの繋ぎ方に敢えてチャレンジしてみました。
至る所で言ってますが、この曲は完全にギター二人の担当を分けていて、エモーショナルなリードプレイは全て琢磨が弾いてます。
アコースティックのコードの響きや、メロウなフレットレスベースも歌やリードを上手く引き立たせているので、じっくり聴いてほしい楽曲です。

12.Ray-line-raga
今作のラストを飾るに相応しいキャッチーでドラマティックなナンバーです。
夢華から貰ったデモを聴いた段階で、今作のリードトラックはもうこの曲だろうという感触はあったので、いかにASRAらしいアレンジにするかに注力しました。
2タイプあるリフは繋がりや流れを考えながら構築していって、コード進行もオンコードやパッシングディミニッシュなどで変化をつけたりしながら、歌を生かしつつも出るとこは出るバックになったと思います。
メロディアスでキャッチーではあるんだけど、ハードでテクニカルでもあり、勿論エスニックな要素も入っている、これぞASRA、と言った楽曲です。


大分長くなってしまいましたが、いかがでしたでしょうか。
自信作と自負するくらい一曲残らず聴き所満載のアルバムなので、この解説を見てまた新しい発見をしてくれたらこれ幸いです。

拍手[8回]

PR