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KIMLOG

人生俯瞰記

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ギター編21「ソロとバッキング」

さあ1ヶ月間の休憩をまたぎ、新しい年と共に上級編スタートです。


が、しかし!今までとタイトルが少し違うことにお気付きであろうか。
そう、数字に○が付いてない!
○内数字は基本⑳までしかないらしい!
そりゃ頑張ればできるんだろうけど、自分のパソコンだけ表示できても意味が無い。
今までも場合によっては文字化けしてたみたいだし。これはやられたな。
でも今までを直すのは面倒くさいからしない。と思う。
そんなこんなで始まり始まり。



今回紹介するテーマは、簡単に説明すると主役か脇役かというところです。
かなり長い話になると思うので心して読んで下さいね。

基本的に音楽を構築するに当たって必要不可欠である主旋律と伴奏。
歌モノであれば勿論ボーカルが主旋律であり、楽器だけのインストゥルメンタルでも主旋律を担う楽器が必ず存在します。
その主役を裏で支え、広げ、際立たせる。更にはその音楽の世界観を形成するのが伴奏と言えます。
今回はギターにおいてのこの二つの役割を解説していきたいと思います。


まず、ギターが主役になる部分と言えばやはり曲中のギターソロと呼ばれるセクションが有名でしょう。
楽曲の中間~後半にかけて挟まれる間奏で、現代音楽では大抵のジャンルで聴けるかと思います。(ギターじゃない楽器のソロも多数ありますが)
特にロックなど、ギターがサウンドの大部分を担う音楽ではギターソロはギタリストの最大の見せ場となり、そこに並々ならぬ情熱をかけるプレイヤーも少なくありません。
プレイ的には、音楽のジャンルにもよりますが、華麗な早弾きを見せる人、感情的な気持ちを重視する人、まったりとしたメロディーを奏でる人等々、ギタリストによる個人差やスタイルで大きく変わります。
ソロをとるプレイヤーが主役な訳ですから、当たり前と言えば当たり前なのですが。
また、イントロやアウトロにギターのメロディーが使われることもあるので、これもソロプレイのひとつといって良いでしょう。


次に、ギター業界では伴奏のことをバッキングと呼びます。
奏法はコードストロークであったり、アルペジオであったりと、曲やセクションによって様々なパターンが考えられますが、基本的にはバックでリズム隊と共に主旋律を引き立たせる役割に徹します。
このリズム隊を含めた伴奏のアレンジで、その音楽の世界観やジャンルが明確になります。
極端な話、主旋律だけでは明るい曲なのか暗い曲なのか、早い曲なのか遅い曲なのか、どんな雰囲気の曲なのかは分からないということですね。
オブリガード、裏メロと言われるソロの様なメロディーを弾く場合もありますが、こちらはあくまでも主旋律を引き立たせる事を前提にしたプレイなので伴奏といえるでしょう。


ここで、ひとつ例外としてリフというものを取り上げてみます。
リフというのは、曲中で何度も出てくる印象的なフレーズで、ロックギターには欠かす事のできないものです。
何故例外として取り上げたかと言うと、このリフだけは主役にも脇役にもなるからです。
分かり易く説明すると、イントロからリフを繰り返し、そのまま歌が乗るという曲はよくあります。この場合、イントロはリフが主役ですが、歌が入ると弾いてることは変わらないけど脇役に切り替わる、という訳です。
話が多少脱線しますが、伴奏でも歌に隙間があれば、合いの手のように主役に切り替わるフレーズが入ります。

これを踏まえると、音楽は必ず主役と脇役が存在していると考えられます。(勿論、ア・カペラなどは除くよ)
一曲、自分の大好きな歌を鼻歌でいいので最初から最後まで歌ってみて下さい。
歌が入らない部分は何を歌ったでしょうか。
メロディーをとっている楽器や、印象的なリズムではないでしょうか。



最後にギター的な話に戻り、バッキングの重要性を少し。
ソロプレイは弾いていても楽しいし、格好良い。
しかし、いくらソロが弾けてもバッキングがおざなりだとリズム感やアレンジ力も身に付きませんし、主役を潰すような演奏をしてしまいかねません。脇役ができない人は主役もできないということです。
一般的な音楽は八割はバッキングパートですからね。
主旋律を第一に考え、それをうまくサポートする伴奏を弾くことはギターに限らず、音楽の大切さであり、醍醐味であるといえます。


目指せ、名脇役。

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