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KIMLOG

人生俯瞰記

ギター編24「タッピング」

さあ今回はお待ちかね上級テクニックシリーズ。


はっきりいって使いたい人だけ使えばいいじゃないレベルの技なので、興味がない人は覚えなくて良し!
でも生粋のハードロッカーやヘヴィメタラーには必須のテクニック。

それがタッピングです。
右手を使用する事からライトハンドとも呼ばれます。
まずは譜例をご覧ください。





これ普通に弾くとやたら指を伸ばさなくてはいけないんですが、13の下にTと書いてありますよね。
これがタッピングの表記で、楽譜によっては数字の上に↓の場合もあります。

タッピングとは右手の指でハンマリングからプリングを連続して行う技で、この場合左手は5~8フレットの位置のまま、右手で13フレットをタッピングし、そのプリングで5フレットを鳴らし、8フレットにハンマリング。という三音ひとくくりのパターンです。
活字で説明するのは難しいですね。
要は、全ての音をハンマリングとプリングで繋げたいんだけど、左手が届かないから右手を使ってしまえ、という原理かな。

ほとんどのギタリストはピック弾きだと思うので、タッピングはピックを持ったまま中指で行うのが普通です。
どうしても人差し指でタッピングしたい人はピックを他の指に瞬時に持ち変える必要があります。
とりあえず上のフレーズは基本中の基本なのでこの三音を繰り返し練習してみましょう。


さて、ではもうひとつ少し難しい譜例を紹介します。





今度は四音ひとくくりのパターンで、両手とも上昇するパターンです。
こういったフレーズは片手だけに集中しがちで、もう一方がおざなりになり、リズムが狂ったり、ポジションを間違えたりするのでなかなか一筋縄ではいけません。
何でもそうですが、最初はゆっくりのテンポで練習し、できるようになったら徐々にテンポを上げていくと良いでしょう。



タッピングはピッキングをしない為、アタックのないレガートなフレーズを持続させることができ、スピーディーなプレイにも適しています。
因みに、両手親指以外を全て使った8フィンガーなる奏法もあります。

冒頭で使いたい人だけ~と書きましたが、ソロプレイにもシーケンス的なバッキングにも活用でき、用途は意外と多いテクニックなので、覚えておいても損はないかと思います。
使わないにしても、できないからしないよりはできるけどしないの方が格好良いじゃないですか。

ではまた次回も上級テクニックシリーズをお送り致します。


さりげなーくタッピングされたらドキッとします。

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