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KIMLOG

人生俯瞰記

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ギター編⑳「合奏」

なんだかんだで中級編も今回で終わりです。

これまでの講座で基本的な知識と演奏技術のほとんどは身に付けられたかと思います。
というわけで、中級編の締めくくりとして実践練習といこうじゃありませんか。



実践と言ったらやっぱりバンドが一番手っ取り早い。
まずは一緒にやってくれるメンバーを探しましょう。
友達や兄弟と、やる曲なんかはなんでもいいです。みんなで演奏する楽しさを是非味わってみてください。
ギターしかいない、ドラムがいない、なんて方は家や公園で生音だって構いません。
一人の地道な練習では見えなかったものが発見できるはずです。


更にパートが全員揃ってる場合は練習スタジオを使ってみましょう。
だいたい一時間千円~二千円で借りられます。
スタジオ内にはドラムセット、各アンプ、マイクなど最低限の物は全て揃っているので、楽器だけ持ち込めばすぐに音が出せます。
ただしあくまでも借り物なので、興奮しすぎてスタジオの機材を壊さないようにだけは注意が必要です。


知り合いにメンバーがいない、けどどうしてもバンドがやりてえっ!
なんて熱い思いをお持ちの方は、ネットや楽器屋さんでメンバー募集をしてみるのも手です。
結局見る人も同じようにメンバーを探している人がほとんどなので、自分の好きなアーティストや、どんな曲をやりたいのかなどを詳細に書けば意外とレスがあります。
支障にならない範囲で住所や年齢なども記載しておくと更に効果的です。勿論、連絡先は忘れずに。
逆に、希望者が来るまで待てないせっかちな方は、自分からギタリストを募集してるバンドに加入してみても良いでしょう。
世の中には募集でメンバーが集まったバンドも少なくありませんし、素敵な出会いが待っている可能性だってあるかもしれませんよ。



て、これを書いてたら私も生まれて初めて入ったスタジオや、募集で出会った仲間など色々と思い出しました。
初めて友達とギター二人でセッションした記憶は未だに鮮明に覚えています。
今でこそ実感するのが、高校時代に自分のウデじゃまだバンド組むのは早いなんて言ってないでとっととやっておけば良かった、という事ですかね。
だからこそ、このタイミングで取り上げたんですけども。


ちょっと今回でバンドも組んだし、最終回?的な雰囲気ですが、KIM的ギター講座はまだ続きます。
次回からは上級編に突入!でも締め方はまだ考えてない!!


やったらわかる。やらなきゃ一生わからない。

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ギター編⑲「TAB」

今回は楽譜の読み方の説明です。
楽譜といってもギター講座なので、五線譜ではなくTAB譜という物の説明です。
まあ、五線譜も読めるに越したことはないのですが、ギタリストは読めない人が多いそうです。
因みに僕も読めません。(ここでの読むは初見で、それをすぐ音にできるを指します。)


さて読み方。

「タブふ」と読みます。

あ、そういう意味じゃない?
まあいいか、タブはタブラチュアの略です。

TAB譜は、バンドスコアなどに載っているギターやベースの楽譜であり、基本的に五線譜を見やすいようにギターのフレットポジションに直した譜面だと思って下さい。

ギターの弦の数、つまり6本の線の楽譜(ベースは勿論4本)で、そこに押さえるフレット数が記してあります。
上から1弦、一番下が6弦になり、その線上の数字が押さえるフレットという訳です。0の場合は開放弦になります。





例えば上のTAB譜は5弦3フレット、4弦2フレット、3弦開放、2弦1フレットといった具合に弾いていきます。
この場合は全て4分音符で、「ドミソド」という楽譜です。

和音の時も読み方は同じで、下図の様にひとつの音符に複数の数字が記されます。






また、以前紹介した奏法もTAB譜に記載されるのが一般的です。
これらは見やすい様にアルファベットの頭文字で著されます。
※()内の表記の場合もあります。

C(Cho)…一音チョーキング
H.C…半音チョーキング
1H.C…一音半チョーキング
C.U(U)…チョークアップ
C.D(D)…チョークダウン
H…ハンマリングオン
P…プリングオフ
Tr…トリル
S…スライド
g…グリッサンド
T(↓)…タッピング(ライトハンド)
P.H(○)…ピッキングハーモニクス
などなど。


因みに、このTAB譜が載っているバンドスコアやギタースコアは「本」ですが、普通の本屋さんではほとんど取り扱っていないので、注意して下さいね。



とまあこんな感じで、好きなバンドの市販のTAB譜を見てコピーに挑むも良し、まっさらなTAB譜を買ってきて考えたフレーズや曲を楽譜にするも良しと、とても便利な物なのです。
まずは、実物を手に取って眺めてみるのが一番かと思います。


バンド雑誌に弾きたい曲のTAB譜が載った時ほど嬉しい事はないのである。

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ギター編⑱「エフェクター後編」

さて前回の続き。
今回は俗に揺れ物系、空間系と呼ばれるエフェクターをメインに紹介してみます。



まずは、揺れモノの代表格コーラス
メインボーカルの後ろでハーモニーなどを奏でる人をコーラスと言いますが、それと同じように何人かの人が弾いているような厚みをギターに加えるエフェクターです。
リードプレイにもアルペジオにも効果的です。


フランジャー
これは原音に位相を変化させた音を加え、独特なウネり(揺れ)を与えるエフェクターです。
言葉で説明するのは難しいですが、ジョワ~ンてかんじです。
近いものでフェイザーというものも存在します。


そしてもうひとつ、トレモロ
周期的に音量を上下する効果を付加します。
コントロールによって、滑らかにも断続的にも変化させることができます。
第13回で紹介したトレモロピッキングと同じ効果をかけるかんじです。



続いては空間系エフェクターです。
まずはディレイ
これは山びこのように原音を繰り返してくれるエフェクター。
繰り返し始める時間や、回数を調整できるので様々な使い方ができます。
ジャーンと弾けばあとは勝手にジャーン、ジャーン、ジャーン…と繰り返して鳴ってくれる訳です。


リバーブ
お風呂の音の響きを想像していただけると分かりやすいかと思われます。
そんなかんじで、ホールなどの空間の残響を演出してくれるエフェクターです。
カラオケについてるエコーなどもこれに近いものですね。



さて、ここからは特殊なエフェクター達を紹介してみましょう。

アコースティックシミュレーター
名の通りエレキギターをアコースティックギターのような音色に変えてくれるエフェクター。
ハムバッキングよりシングルコイルのピックアップの方が相性が良いようです。
同様に、シタールシミュレーターなどもあります。


ノイズゲート
ギターにはジーとかサーというノイズがつきものです。
無音の時はこれが意外と目立ってしまいがちなので、音を出していない時にだけそのノイズをカットしてくれるエフェクターです。
厳密には、任意の一定レベル以下の入力に対してのみ効果が働くものです。


ギターシンセサイザー
これはエフェクターの部類からは少し外れてしまいますが、ギターにそれ用のピックアップを付けることによって、シンセサイザーの音を出せるようになります。
ピアノやストリングスなど様々な音色を鳴らせるので、バンドにキーボーディストがいなくても音の幅は格段に広がります。
その分、セッティングが困難になりますが。



この他にも様々なエフェクターがありますが、これだけ覚えておけば問題ないでしょう。
今回紹介したエフェクター達は常にではなく、必要な部分で効果的に使用される事が多いです。
音色の変化を熟知できたら、センス良く使う工夫も勉強してみると良いと思います。


特にギタリストの個性が出るのがエフェクターなのです。

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ギター編⑰「エフェクター前編」

今回からは二回に渡ってエフェクターというものを紹介してみようと思います。


英語でEffectは効果という意味で、エフェクターとはギターに効果を付けるものというそのままの意味です。
音を付加するものや、音そのものを変えるもの等、音色も効果も千差万別です。
その効果をひとつに絞ったタイプをコンパクトエフェクター、それらをまとめたものをマルチエフェクターと呼びます。
エフェクターは、基本的にはギターとアンプの間に繋げます。ギターの素の音にエフェクターの効果を付け加えて、アンプから出力するという感じです。



それではエフェクターの種類をじゃんじゃん紹介していきます。

まずは、前回説明した歪みを付加するエフェクター。
一概に歪みと言っても様々なバリエーションがあることは前回も言いましたが、歪みエフェクターにも、
オーバードライブ
ディストーション
ファズ
ブルースドライバー

などなど、かなりの種類があります。勿論モノによって音質や歪み方は変わります。
この歪み系のエフェクターは、単体で歪んだサウンドを作ったり、幾つかを混ぜ合わせたり、アンプの歪みに足したりといった使用が主になりますが、キャラクターの違いはやはり実際自分の耳で聞き比べていただくのが一番かと思います。


続いては、コンプレッサー
こいつはギターの音の持続力(サスティン)を伸ばす効果を得られるエフェクター。
長~い音符を弾く時などに有効です。
また、演奏のムラを押さえ、均一な音量に揃えるなんてこともできます。


イコライザー
ギターエフェクターではグラフィックイコライザーが主流です。
ギターの音をいくつかの周波数に分けて、それを上げ下げすることにより、アンプのコントロールよりも細かい音色の調整が可能になります。


ワウ
これも特定の周波数を変化させるエフェクターですが、イコライザーと違うのは足でペダルをリアルタイムに操作するところです。
ペダルの踏み具合によって微妙なニュアンスの独特な音色を作り出せます。


ピッチシフター
原音に~度上や下の音をプラスしたり、キーを設定することによってハーモニーを奏でてくれるエフェクターです。
上手く使えば一人でも複数重なったギターを演出することができます。
近いもので、オクターバーというエフェクターも存在します。


ワーミー
これはワウと似たようなイメージで、ピッチシフターをペダルで操作する感覚です。
また、原音そのものの音程を変化させることもできます。



今回は、主に原音を加工するエフェクターを紹介してみました。
次回後編では揺れものと空間系、更に特殊なエフェクターも紹介したいと思います。

自分の好きなエフェクターだけをコンパクトで揃えるのも楽しいですし、いろんなエフェクターをとりあえず試したい方や、面倒くさがりな方はマルチもお薦めです。


エフェクターで表現力アップ大作戦。

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ギター編⑯「歪み」

いきなりですが問題です。


歪み


なんと読むでしょうか?


殆どの方は「ゆがみ」と読むのではないでしょうか。
今回の本題であるこの言葉、音楽の世界では「ひずみ」と呼びます。



さて、この歪み。
元々は、ロックな音を出したい年頃のにーちゃん達がギターアンプのボリュームを上げすぎたら音が割れた(当たり前)のがきっかけで、それがロックギターだぜ!ってところから始まりました。
それから、ギターアンプメーカーがボリュームとは独立した歪みの回路を研究し、小さい音量でも適切な歪みを得られる技術を完成させた訳です。


ギターは本来シャリーンとか、チャラーンという綺麗な音が鳴ります。
それに歪みを加えることによってギャーンとか、グオーンといった派手な音になるのです。
しかし、今では一概に歪みとは言っても、使う機材によって様々なキャラクターがあり、どの程度の音質からを歪んだ音と呼ぶかは人それぞれだったりします。

基本的に素の音や、極少量の歪んだ音をクリーントーン、またはナチュラルトーンと呼び、それより少し歪みが増えた音をクランチサウンドと呼びます。
更に歪みが増えると、ドライブサウンドや、ディストーションサウンドなどと呼ばれますが、この辺も決まった境界線は無く、なかなかアバウトです。
まあ、この三段活用をなんとなく覚えれば大丈夫でしょう。


では、この歪んだ音はどうすれば作れるか。
これには、基本的にふたつのパターンが考えられます。
ひとつ目は前回も紹介したようにギターアンプのドライブやゲインを上げて作る。
もうひとつはエフェクターという外部の機械で作るパターンです。
そしてそのふたつを組み合わせる事で、またバリエーションが増える訳です。



歪んだギターは格好良いし、そもそもエレキギターにとっては欠かせない要素のひとつですが、あまり深くかけすぎると音程感が無くなったり音が細くなったり上手く弾けてる錯覚に陥ったりもしてしまうので、その辺に注意して程よい歪み方を研究してみましょう。 
ちなみに、歪みはギターだけではなく、ボーカルやベース、その他色々な楽器にも使われます。


音作りはギタリストの永遠の課題です。

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